外国のたばこの「警告文書」は(大橋勝英 平成12年6月2日読売新聞「気流」掲載)

 私はたばこをやめて15年になる。この春ヨーロッパを旅行したが、たばこの箱にある警告文書に驚き、7種類買ってドイツ語や英語の文言を訳してみた。「喫煙はがんを生じさせる」「喫煙は胎児の健康を損ねる」「喫煙は健康を損ねる」「喫煙は肺がん、心疾患、肺気腫、妊娠合併症を引き起こす」など、思わず喫煙をためらわせる内容である。その他の国によっては、「喫煙は命を奪う」、「依存性がある」、「老化を早める」、「早死にする」などといったものもあるというので、またびっくり。値段も450円〜750円と高い。また自動販売機は旅した4ヵ国ではスイスのホテル以外では見られなかった。雑貨店のレジの奥に陳列しているのが多く、日本ではあたりまえの光景になっている、中学生や高校生の簡単な入手は難しい、と感じられた。

 先進工業国の中では喫煙率が最も高いとされる、わが国の強い対策を望みたい。とりわけ未成年者の喫煙の増加は憂慮される。