新型コロナウイルス感染症とはSARS-CoV2というウイルスを原因とし飛沫感染、接触感染でひろがります。国内では2020年1月に神奈川県で初めて感染者が報告され、その後46都道府県に感染が広がりました。世界的に感染拡大し、重症化率、死亡率ともに高い感染症とされていますが有効な治療法はまだ確立されていません。国内の新規患者数は減少傾向ですが今後も感染予防を意識した生活を続ける必要があります。

妊婦の感染率はわかっていませんが、感染した場合の経過や重症化率は非妊婦と変わらないとされます。国内では感染妊婦の分娩例はありますが、妊娠状態での母児感染が確認された症例はありません。症例数が少なく妊娠初期の感染による胎児への影響はわかっていません。

愛媛県では新型コロナウイルス感染症についての一般的な相談窓口と、感染が疑われる方の相談窓口として帰国者・接触者相談センターを開設しております。愛媛県立新居浜病院が感染症指定医療機関として、愛媛大学医学部附属病院、愛媛県立中央病院、松山赤十字病院と連携し新型コロナウイルス感染妊婦の受け入れ態勢を整えております。今後も引き続き、感染予防を意識した生活を心がけましょう。