2024年05月27日
更年期の女性ホルモンと喫煙(H13.6)
特に女性には思春期、成熟期、更年期、老年期といった、年齢に伴うホルモンの分泌の大きな変動があります。45歳を過ぎると卵巣の働きが衰え始め、エストロゲンという女性ホルモンの欠乏による顔面のほてりや、発汗、肩こりなどの、「更年期障害」といわれる症状が出始めます。さらに老年期になると骨粗しょう症(骨がもろくなる)が多く伴うようになります。
これらに対して「ホルモン補充療法」があります。総コレステロールの低下作用、善玉コレステロール(HDLコレステロール)の増加作用があり、アルツハイマー病の予防や尿失禁にも有効と言われております。婦人科にご相談下さい。
喫煙はエスロゲンを減少させるため正反対の悪い方向に向かわせます。不妊症や生理不順を招きますが、この時期には閉経が早まり、骨粗しょう症も早まるということになります。善玉コレステロールを下げ、悪玉コレステロールを高め、声の男性化、皮膚の老化、痴呆症を進めるのです。