ビタミンEは抗酸化作用を有する老化防止ビタミンです。ビタミンCもがんの予防や老化防止に一役かっていると先月号で述べました。老化とは細胞内に過酸化脂質ががたまり、働きが低下した細胞が増えることをいいます。過酸化脂質は不飽和脂肪酸と酸素が結合してできる物質で、細胞膜を破壊し、栄養分の補給と老廃物の排出をスムーズに行なえなくして、細胞の働きを低下させます。不飽和脂肪酸はからだの弾力性を与える重要な成分ですが、過酸化脂質ができて老化が進むのは問題です。

 ビタミンEには酸素と不飽和脂肪酸の結合を妨害する抗酸化作用があり、過酸化脂質を分解したりして老化の進行を遅らせます。血液の流れをよくし、動脈硬化、心筋硬塞、脳卒中、更年期障害、がん化、肌のしみ、肩こり、冷え症、運動能力等に優良な働きをします。ビタミンCと同時にとるとさらに効果的です。喫煙は活性酸素を増やし老化を促進します。

 アーモンド、ヘーゼルナッツ、うなぎ蒲焼、ひまわり油、落下生(いり)、西洋かぼちゃ、綿実油、コーン油、菜種油、さんま、いわし、いか、などに多く含まれています。