2400年前のギリシャの「医学の父」、ヒポクラテスは「運動をすれば生体内の余分なものが燃焼される。食事がどんなに上質で適量でも、運動には代えられない」と述べています。
 運動量が少ないと最大酸素取込み量(体力)が低くなり、血圧が上がる傾向になります。逆に高血圧の人が軽い運動をすることで血圧を下げることができます。総コレステロールや中性脂肪を下げ、善玉コレステロールを増やし動脈硬化を予防します。脂肪肝や肥満も改善されます。糖尿病の人にもよろしい。このようにいろいろな生活習慣病の対策に運動は多いに役立ち、効果が現われれば薬も不要になります。
 少し早めの散歩、ジョギング、ゴルフ、水泳、テニス、エアロビクスと自分に適した運動を選び、健康増進に努めましょう。長時間の持続的な運動を適度に続けることが大切です。夏場は脱水に気をつけなければなりませんが、生水を多く飲むのははさけましょう。血液中の塩分が薄まり脱力感が生じます。