貧血の多くは鉄欠乏性貧血です。赤血球は酸素を体のすみずみに運び、代わりに炭酸ガスを肺へもってきます。この中に酸素や炭酸ガスと結びつくヘモグロビンというたんぱく質がありますが、中心に鉄の分子があります。鉄分が少ないとこれらの能力が低下し貧血になります。顔色が悪い、動悸や息切れ、疲れやすい、めまい、頭重などの症状がでます。

 女性に多い貧血の原因として、月経過多による出血、子宮筋腫による出血、出産・流産による出血、妊娠・授乳による鉄分消費、偏食・食事制限による鉄分不足などがあります。激しいスポーツで貧血になることもあります。

 気づきにくいものとしては、胃潰瘍・胃がんなどによる出血、痔による出血、造血ビタミンの不足などがあります。

 鉄分は肝臓やひ臓に貯蔵されます。鉄不足の補充は日頃の食生活にかかっています。牛乳や果物のほか栄養のバランスのとれた食事をしましょう。若い女性に多い朝食ぬきは改めましょう。