平成17年度の家庭用品等に係る小児の誤飲事故に関する報告が厚生労働省から公開されました。

原因製品として多いものから
(1)タバコ 30.9%
(2)医薬品・医薬部外品 13.8%
(3)玩具 9.5%
(4)金属製品 7.4%
(5)プラスチック製品 5.9%
(6)硬貨 3.7%
(7)洗剤・洗浄剤 3.6%
(8)電池 3.2%
(9)食品類 3.2%
(10)化粧品 2.6%
でした。

報告件数上位10品目までの原因製品については、順位に若干の変動はあるものの、例年と概ね同じ品目で占められています。また、上位2品目については、小児科のモニター報告が始まって以来変化がありません。

アメリカ合衆国において、平成18年3月にブレスレットを誤飲し、ブレスレット中の鉛中毒による死亡事例が報告されました。日本においてはアクセサリー等による鉛中毒は報告されていませんが、比較的安価なアクセサリーを中心に鉛を含有する製品の販売が確認されています。アクセサリーは小さい部品等から構成されており、他の製品と同様に誤飲の可能性のある年齢の子供から離して管理する必要があります