夏になりました、日差しが強くなり海や山へでかけ日焼けをする人が多くなります。日焼けは紫外線をあびる事で起こり、繰り返すと皮膚がんの原因になる事がわかっています。最近は昔ほど真っ黒な人は少なくなりましたが日本人が長寿になる事で皮膚がんの増加が考えられます。数十年先をみて若いうちから注意が必要な病気です。一般に皮膚のメラニンが多い方が紫外線の保護能力が強くなります。そのためメラニンの少ない色白の人が浅黒い肌の人より日焼けしやすい事になり注意が必要です。

日焼けは熱傷深度I~II度のやけどで、痛み、浮腫、赤変、皮膚剥離、水泡といった症状を引き起こします。海水浴などでは全身にやけどをするのと同じ事になり脱水や衰弱に注意が必要です。思わぬ日焼けをしてしまったらまず冷やす事です。その後に日焼け後のローションなどを使用し十分に水分を摂取して下さい。

日焼け以外にも日光による皮膚炎があります。日光過敏症あるいは光線過敏症といい、体質的になりやすい人もありますが薬を使っている人に起こりやすいのが特徴です。痛み止めや血圧の薬、なかには湿布剤でも起こす事がありますので要注意です。この皮膚炎はアレルギー的な要素が強く同じように日光に当たっても人によって程度はバラバラです。日焼けする程日光に当たっていないのに皮膚が真っ赤になった場合には薬によるものかもしれません御注意ください。