インフルエンザによって「健康な大人」が重症化することは少ないのですが、お年寄りでは肺炎を併発して死亡することがよくあります。お年寄り以外の大人と子どもでも、心臓や肺に病気を持っている人、喘息の人、糖尿病や腎臓病の人、抗がん剤の治療を受けている人などは、肺炎を起こしたり、元の病気が悪化したりします。お年寄りや慢性の病気を持っている人はワクチンの接種を心がけましょう。1回接種で十分に効有性が評価されておりかつ安全です。万一かかっても重症化を防ぎます。妊婦さんがかかると重症化しやすいので、妊娠末期で流行の状況によっては受けましょう。

 インフルエンザの症状として(1)38℃以上の高熱、(2)咽頭痛、咳などの気道症状よりも、筋肉痛、関節痛、倦怠感などの全身症状が強い、(3)症状が急激に起こる、という特徴があります。通常は11月下旬頃から発生が始まり、1~2月に増加、3~5月にかけて減少します。

 平成13年10月31日、改正予防接種法が成立して、65歳以上の人には一部公費負担による推奨接種が行われることになります。まもなく自治体から広報があります。