医療は受ける場所によって、(1)外来医療、(2)入院医療、(3)在宅医療、の三つに分かれます。

在宅医療には、往診と訪問診療があります。往診とは、通院できない患者さんの突発的な病状の変化に対して、要請を受けて医師が自宅などに出向いて行う診療です。これに対し訪問診療とは、疾病や傷病のために通院が困難な方に対し、あらかじめ診療の計画を立て、定期的に自宅などに出向いて行う診療です。

在宅医療の対象者は、(1)日常生活の行動性の低下した高齢者(いわゆる寝たきり老人)、(2)神経難病や外傷後遺症などの障害者、(3)悪性疾患の末期患者、などです。

在宅医の探し方として、(1)かかりつけ医・訪問看護師・ケアマネージャーに相談、(2)病院の医療連携室や相談室の利用、(3)市役所の介護保険や地域包括の窓口の利用、などがあります。