テレビの健康番組や雑誌の記事で「健康のためたくさん水分を取りましょう。」などと述べられている事があります。

でもちょっと待ってください。確かに水分は体に必要なもので不足してはいけない大事な体の成分です。夏場に汗を多くかいた時や、便秘がひどい方は水分の補給が必要となります。しかし水分を摂りすぎてはいけない方も多くいる事を忘れないで下さい。腎臓や心臓の悪い方、特に尿の出の悪い高齢の方は注意が必要です。また冬場で運動も少なくあまり汗をかかない時も水分を摂りすぎてはいけません。中には水分を摂りすぎて病気が悪化し入院される方もいますし状況によっては命にも関わります。

自分で過剰かどうかの判断をする目安は「むくみ」です。朝起きたとき顔がむくみがちな方や夕方足がむくむ方は水分に注意する必要があると思った方が良いでしょう。

普段何かの病気で病院にかかっている方は必ず自分は水分を摂って良いのか悪いのかを主治医の先生に相談するようにして下さい。