2024年05月27日
健康づくり計画の約30項目で黄色信号(H18.12)
厚生労働省が平成12年に策定した健康づくりの長期計画「健康日本21」で定めた平成22年までの約100項目にわたる数値目標のうち、約30項目が策定時よりも悪化していることが分かりました。厚労省は残り4年で計画達成を目指す予定です。
計画の中間実績によると、BMI指数が25以上で肥満の人の割合は、20-60代男性で策定時の24.3%から15%以下に減らすのが目標だったのに29.0%と逆に増加し、20%以下にする目標の40-60代女性も、25.2%から24.6%とわずかな減少に留まりました。
1日の歩数では、成人の男性の目標9,200歩・女性の目標8,300歩だったのに70歳以上の男性6,700歩・女性5,900歩でいずれも目標が達成できないどころか、策定時より減少しました。このほか、朝食を食べない中高生をゼロにすることや、ストレスを感じる人の減少(目標49%以下)、逆に数字が増加してしまいた。
日ごろの運動不足がこのような結果を生んだようです。1日30分以上、うっすらと汗をかく程度の速さの散歩をすることで改善が期待できます。気をつけましょう。