食物摂取単独あるいは運動負荷単独では異常が起こらず、ある特定の食物摂取後に運動をすることで誘発されるアレルギー反応を食物依存性運動誘発アナフィラキシー(FEIAn)と呼びます。

症状は全身性の蕁麻疹や紅斑などの皮膚症状はほぼ必発で、呼吸器症状が約70%、ショック症状が約50%の確率でみられます。中学生男子に多く、学童・生徒における有病率は約12,000人に1人です。

原因食物は小麦、甲殻類が大部分で、FEIAnは昼食後に、また食後3時間以内の発症がほとんどです。最近は果物、野菜の症例が増加しています。発症メカニズムは運動によるアレルゲン吸収増加が主な原因と考えられていますが、発症時の運動は負荷量の多い球技、ランニング中が多く、歩行等の軽い運動でも発症することがあります。

発症時の対応としては直ちに運動を中止し医療機関を受診することが必要です。発症予防は運動2時間前から原因食物を避けることですが、体調不良時や感冒薬・解熱鎮痛薬を内服した場合にも運動を避けることが大事です。