聴導犬は耳の不自由な人の為に訓練された犬です。主に屋内で活動し、目覚まし時 計の音でベッドの上に乗って起こしたり、ドアベルの音でドアのところへ導いたり、 料理タイマーの音で台所に導いたり、赤ちゃんの泣き声で赤ちゃんのところへ導いた り、煙報知器や火災報知器の音を知らせたり、他の人を呼んできたりします。従順で 人が大好きで、特に音に対して敏感な犬が向いています。
 アメリカやイギリスではすでに非常に多くの聴導犬が活躍しております。日本は10 年の歴史でまだまだ少ないないようです。アピール不足もあり聴導犬を求める聴覚障 害者が少ないことにもよります。
 長野県上伊那郡宮田村(電話・FAX.0265-85-4615)にジャパン聴導犬協会があり、捨てられたり、飼い主が見つからない ために処分される犬を、獣医師が伊那保健所で適性のある犬を選び、聴導犬として育 成・訓練しております。日本全国に35万人と予測されている聴覚障害者の生活・福 祉に役立てようというものです。
【参考】
ジャパン聴導犬協会のホームページ