2024年05月27日
カルシウムをとろう(H11.12)
成人の体内のカルシウムの99%は骨や歯を作っております。ここは血液や細胞内のカルシウムを補う貯蔵庫でもあります。残りの1%は血液中や筋肉、神経などにあり以下のような大切な働きをしております。
1、筋肉をスムーズに収縮させ、心臓を規則正しく活動させる
2、さまざまなホルモンや唾液、胃液などの分泌に働く
3、神経系の信号の伝達
4、神経の興奮を鎮め精神を安定させる(不眠を防ぐ)
5、血液を固めて出血を防ぐ
6、白血球の食菌作用を助ける
7、血行と血液の状態を正常に保つ
カルシウムの吸収率は成長に伴って変化し、蓄積が盛んな8~15歳ころは約60%、成人は30%台、高齢者は20%と低く、妊婦と同じように多く補給しなければなりません。
女性は男性に比べて蓄積が少ないので、老化によって骨が細くなる速度も早い。閉経後は女性ホルモンの分泌が少なくなり、カルシウムを体内に蓄える作用も減り、骨の老化が進んで骨粗鬆症になりやすい。
カルシウムを多く含む食品としてヨーグルト、牛乳、プロセスチーズ、さけの骨の缶詰、いわし丸干し、ちりめんじゃこ、小松菜、チンゲンサイ、豆腐、納豆、刻みこんぶ(乾燥)、ごまなどがあります。これらも意識して とるようにしましょう。