今までの成人病が生活習慣病という言い方になりましたが、がん・高血圧・動脈硬化などは必ずしも成人になってから起こるのではなく、子供の時からの生活習慣の積み重ねと、遺伝的素因や環境要因が重なりあって生じてくる、ということから変わりました。糖尿病・高血圧・肥満・高脂血症は脳や心臓や腎臓に動脈硬化を引き起こしますが、日常の食生活や運動習慣と非常に密接な関係があります。肺がん・胃がん・大腸がん・乳がん・子宮がんなども重大な生活習慣病です。
 予防法として
(1)喫煙をしない、
(2)毎日適当な運動をする、
(3)深酒をしないか酒を飲まない、
(4)規則的な7~8時間の睡眠、
(5)適正な体重の維持、
(6)朝食をきちんととる、
(7)間食をしない等があげられます。
 6項目以上守っている人では45歳の平均余命は33年、3項目では21年と短いという米国の調査結果があります。