厚生労働省が毎年調査をしている国民健康・栄養調査の平成17年の結果では、男性の喫煙率が4割を初めて下回ったことが分かりました。

男性の喫煙率は平成16年に比べ4.0ポイント減少して39.3%になりました。調査を開始した昭和61年には59.7%だったものが、この20年で約20ポイント下がりました。一方で女性の喫煙率は昭和61年が8.6%で、今回は微増の11.3%です。平成15年は11.3%、平成16年は12.0%、今回は11.3%で、ここ3年は横ばい状態です。

年齢別では、男性は30代が54.4%と最も高く、20代が48.9%、40代が44.1%、50代が42.5%、60代が34.0%、70歳以上が20.0%と続いています。女性も同様の順位で30代が19.4%、20代が18.9%、40代が15.1%、50代が12.4%、60代が7.3%、70歳以上が2.6%でした。

厚労省は平成22年までの健康づくり計画「健康日本21」に「タバコをやめたいと思っている人が、やめられるようにする」との目標を盛り込んでおり、これが実現すると喫煙率は男性約33%、女性約8%まで下がる見通しです。