「天高く馬肥ゆる秋」とか「食欲の秋」とか言われる、食べ物の美味しい季節がやってきました。でも、食欲に任せて好きなだけの量を食べ続けたらどうなるでしょう。もちろん肥満への道を進むことになってしまい、ついには生活習慣病へと進むことになるかもしれません。

「腹八分に医者要らず」と言うことわざがあるように、満腹になる手前で、食事を腹八分目に止める位が健康には良いとされています。食事を始めてから満腹を感じるまでには時間差があり、急いで食事をすると食べ過ぎてしまいます。ゆっくりとよく噛んで食事をすることが大切です。噛むことで唾液に含まれる消化酵素の分泌を促進して消化・吸収の手助けをし、また脳の満腹中枢を刺激します。このように食事をすると満腹感を感じるあたりで腹八分目程になります。

人間は食べ物を口にしてから完全に消化しきるのに4時間程必要です。腹八分目に止めると、消化・吸収も早く済み、次のご飯時にはしっかり空腹感も出て、ご飯が美味しいと感じるメリットも得られます。良いこと尽くめです。