2024年05月24日
間欠的スキャン式持続血糖モニタリング(isCGM)について(R3.12)
昨年4月に糖尿病で1日3回以上のインスリン注射をしている人を対象に、皮膚に針を刺さずに24時間持続的に血糖(正確には間質液の糖濃度)を測定できる機械が保険適応で使えるようになりました。
このセンサーは500円玉程度の大きさで、上腕に1回装着すると14日間常時血糖を測り、血糖測定器本体(アプリを入れたスマートフォンでも可)をセンサーに近づける(スキャンする)ことにより、リアルタイムで次の三つの情報、その瞬間の血糖値、直前8時間の血糖のトレンド、さらにはこれから先の血糖の予測を教えてくれます。
メリットは何よりも針を刺す痛みが避けられること、いつでも血糖を知りたいときにスキャンすれば先の3つの情報を得られるので直ちにフィードバックできることです。
インスリン注射をしていない人では調剤薬局で自費でのセンサー購入となるが、興味のある人は試す価値は十分にあります。ただし、前もって測定結果をどう生かすかの目的を持っての使用をお勧めします。