心不全とは、心臓が悪くなりポンプとしての作用、つまり全身に血液を循環させる能力が低下することです。病名としても扱われますが、本当は病名ではなく色々な病気で引き起こされる病態の一つです。

全身への血液の循環が悪化することでむくみ、息切れ、倦怠感などが強くなり、悪化すると生命に関わる状態です。特に高血圧、糖尿病、慢性腎臓病、狭心症や心筋梗塞などによって起こることが知られています。

寒さが強い時には血圧が上がりやすく心臓に負担がかかりやすいため多くなります。しかし、暑い時期も水分を摂りすぎることでも悪化し、高齢者が汗をかかない状態でスポーツ飲料などを飲みすぎて悪化することもあります。

心不全は一度発症すると慢性化しやすく、入退院を繰り返すことも多くなるような病気です。まずは原因となる元の疾患を悪化させない様に注意することが必要です。高血圧の人は食事の減塩や減量を心がけること、糖尿病の人は体重のコントロールと適切な運動、腎臓病の人は指示通りの減塩、などが重要になります。

いずれの病気においても喫煙や過度の飲酒は避け、ある程度体を動かして血液の循環を良くするように心がける事が重要です。万一心不全と診断された場合には処方された薬を適切に内服することが大事です。