日本は、女性が世界1位、男性が3位の長寿国ですが、実は喫煙者の寿命は10年縮まっているのです。

日本人における最大の死因で、しかも予防可能なのが喫煙です。最近は、健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間である「健康寿命」が注目されていますが、喫煙で健康寿命が約10年短くなることも分かってきました。つまり、喫煙者は「早く寝たきりになり、長く苦しんで、早く亡くなっている」のです。

タバコは途上国の安い労働力で作られ、原価の約百倍で売れるので、タバコ会社は「吸う人も吸わない人も心地よい世の中へ」「分煙」などと聞こえのよい言葉を使ってタバコ規制を妨害しています。健康政策上では、「喫煙は病気」「喫煙者はタバコ会社によって依存症にさせられてしまった被害者」と捉えられています。

5月31日は世界保健機関が定めた世界禁煙デー、日本では5月31日から6月6日を禁煙週間と定め、タバコと縁を切ることを勧めています。一定条件を満たせば健康保険が利きますので「安く、しんどくなく、失敗が少ない禁煙治療」を受けてみませんか?新居浜市内では15医療機関で禁煙治療を受けることが可能です。ご確認の上受診されることをお勧めいたします。