3月3日の耳の日や6月4日の虫歯予防デーをご存知の方は多いのですが、5月31日が世界禁煙デーだとご存知の方はまだまだ少ないようです。

世界禁煙デーは、WHO(世界保健機関)が喫煙者には24時間喫煙を控えるように呼びかけるとともに、世界各国の政府・自治体・諸機関・個人に対しては喫煙と健康問題の認識を深め適切な対策の実践を求めている日です。

17回目となる今年のスローガンは「タバコと貧困 ─この悪循環─」です。

このスローガンが選定された理由として、世界では、国民の所得が高い多くの国ではタバコ使用が減っていますが、中~低所得の国では急激に増加しており、毎年消費される紙巻タバコの約60%とタバコ使用者の約75%は中~低所得国が占めている事がWHOの調査で判明し、また、このような国では家計に占めるタバコ代の割合が大きくなり、食費や教育費が圧迫されていることが判ってきたからです。

愛媛県下では、平成12年から毎年、世界禁煙デーの前後に講演会が開かれています。平成16年は5月16日(日)に、午前には松山三越からいよてつ高島屋の間で禁煙推進を支援するパレードが、午後からはいよてつ高島屋で講演会が開催されます。