入浴中に何らかの原因で亡くなる人は年間19,000人に上ることが過去の統計で分かっています。死因は溺死や脳卒中、不整脈などが挙げられます。この多くはヒートショックが原因とされていました。

しかし最近の研究では入浴熱中症が注目されています。これは、体温37℃の人が入浴したときに湯温42℃で体温は26分で40℃以上に達するため熱中症や意識障害が出やすくなる、との報告です。更衣時やサウナでのヒートショックとともに熱中症にも十分注意する必要があります。

考えられる入浴時の工夫を以下に列挙してみましたので参考にして下さい。

○ 湯温を41℃以下にする
○ 浴槽につかる時間は10分以内にする
○ 浴槽に時計を置く
○ 半身浴やシャワーを取り入れる
○ 飲酒後に入浴しない
○ 更衣室は暖かくする
○ 入浴する前に同居者に一声かける