愛媛県においても令和3年4月25日からまん延防止等重点措置が適用されるなど、現在新型コロナウイルスの脅威が身近に迫ってきています。その中で妊娠中またはこれから妊娠予定の人に向けて日本産婦人科学会ならびに日本産婦人科感染症学会が随時最新の情報をエビデンスに基づいてホームページ上に分かりやすく公開しています。

新型コロナウイルスワクチンに関しては令和3年5月12日に最新の提言がされており、「現時点で妊婦に対して長期的な副反応は不明で、胎児および出生児への安全性は確立していないが、人口当たりの感染者が多い地域では積極的な接種を考慮しても良い」となりました。

しかしながら、一人一人状況が違うため、接種前には必ず産婦人科の主治医と相談してください。これから妊娠予定の人は可能であれば妊娠する前の接種を推奨されております。生ワクチンではないので、接種後の避妊は必要ありません。そして、産後の人(授乳中の方も含めて)には積極的なワクチン接種が推奨されています。妊娠中にワクチン接種が出来なかったまたは控えた人はぜひ産後にワクチン接種を受けることをお勧めします。