体の筋肉は食事から摂取する栄養が素になり運動によってつくられ、維持されます。この筋肉量が減少する事により筋力が低下してくる事をサルコペニア(筋肉減少症)と呼びます。

年齢以外に原因の無いサルコペニアは一次性サルコペニア(加齢性筋肉減少症)と呼ばれ生活環境や病気など加齢以外で筋力が低下する事を二次性サルコペニアと呼びます。

昨年、油井宇宙飛行士が国際宇宙ステーションから帰還したのを覚えていますか? あのとき油井宇宙飛行士が抱きかかえられて降りてきたのが印象的ですが、あれこそ無重力による二次性サルコペニアで立つ事もできなくなった結果です。

一般的には加齢による一次性サルコペニアは活動量の低下から始まり、食欲の低下、食事摂取の減少、栄養低下、筋肉量の低下、さらに活動量の低下、という悪循環の図式が考えられます。

簡単にチェックするには「指輪っかテスト」: 両手の親指と人差し指で輪を作り、ふくらはぎの一番太いところを輪で囲む。輪のほうがふくらはぎよりも大きければサルコペニアを疑う、があります。

面倒くさがらずにまずは自分の足で歩き、ビタミン・タンパク質・糖質バランスの良い食事でサルコペニアを防ぎ健康寿命を延ばしたいものです。