国立がんセンターが、日本人のがん予防に役立つ8項目の指針を発表しました。同様のもので「がんを防ぐための12カ条」が有名ですが、今回は数値を盛り込むなど、より具体的に生活習慣改善を指導しているのが特徴です。参考にしてください。(1)タバコを吸う人は禁煙。吸わない人も、他人のタバコの煙を可能な限り避ける。
(2)適度な飲酒。具体的には、日本酒換算で1日1合程度以内。飲まない人は無理に飲まない。
(3)野菜・果物を少なくとも1日400gとるようにする。例えば、野菜は毎食、果物は毎日。
(4)塩蔵食品・塩分の摂取は最小限。具体的には、食塩として1日10g未満、塩からや練りうになどの高塩分食品は、週に1回以内。
(5)定期的な運動の継続。例えば、ほぼ毎日合計60分程度の歩行などの適度な運動、週に1回程度は汗をかくような激しい運動。
(6)成人期での体重を維持(太り過ぎない、痩せ過ぎない)。具体的にはBMIで27を超さない、20を下まわらない。
(7)熱い飲食物は最小限。例えば、熱い飲料は冷ましてから飲む。
(8)肝炎ウイルス感染の有無を知り、その治療(感染者)や予防(未感染者)の措置をとる。