先天性風疹症候群は、妊婦の風疹に罹患する時期が妊娠1カ月で50%、2カ月で35%、3カ月で18%、4カ月で8%位に発症するとされます。

日本では1977年から風疹ワクチンが定期の予防接種に導入され、当時は女子中学生だけが対象でした。女性だけの接種だけでは流行をコントロールできず、1995年からは1~7歳半までの男女幼児と、男女中学生が定期接種の対象となりました。しかし、この際に学校での集団接種からかかりつけ医での個別接種に変更されたため、実施率は10%台にまで激減してしまったのです。

その30年後の現在、成人男性を中心に風疹が流行しているという実態なのです。今の30代、40代の男性は大体3~4人に1人は風疹抗体が陰性であるため罹患する人が多く、20代は男女同等に風疹を発症しています。23歳よりも若い人は、2回のワクチン接種のお蔭であまり罹っておらず、2013年の風疹患者報告数の9割が20歳以上です。2013年は風疹患者数が2012年の6倍を超えるという大流行を受けて、一時的にワクチンが手に入りにくい事態も起こりました。1回のワクチン接種で抗体がつかない人が5~10%位おり2回接種が勧められます。