2024年05月24日
母乳を飲ませるとき(H8.12)
これまでは母乳は3時間おき、4時間おきというように、時間を見ながら飲ませてきましたが、最近は赤ちゃんがおなかがすいたと思われるときに飲ませるというように変わってきています。しかし赤ちゃんが泣いたからといっておなかがすいているとは限りませんし、おなかがすいているのに、時間がこないからといって待たされるのは赤ちゃんにとって迷惑です。様子をよく観察して対応しましょう。 生後1~2か月の頃は母乳を飲むとき空気も一緒に吸うので、胃の中に空気が入ります。そこで授乳のあとたてに抱いてゲップを出させましょう。しかしゲップとなって出る空気は一部でして、残りはオナラとなって出ます。授乳後1時間ほどたったころ、赤ちゃんが急に泣き出だすことがありますが、空気が入りすぎて腸を刺激したためで、こんなときはたてに抱いてやりましょう。
●赤ちゃんは気まぐれ:生まれて1ヵ月ほどは母乳を欲しがる間隔も、1時間半とか2時間とかまちまちです。11ヵ月を過ぎるころから、だんだんと間隔がきまってきます。また抱いたときお母さんの胸に顔をすりよせてくることがありますが、おなかがすいているわけではありません。母乳のにおいのする方向に顔を向ける本能です。
●母乳はまず吸わせることから:母乳を吸うとその刺激がお母さんの脳にへ伝わり、母乳を出すホルモンが分泌されます。母乳が出ないとすぐあきらめずに、根気よく吸わせてみることが母乳を出す自然な方法です。
●たばことの関係:たばこを吸っている人の母乳にはニコチンが入ってきます。室内のたばこの煙も大敵です。せめて子育ての間は家族全員が禁煙するようにしましょう。