毎日のようにみられる夜泣きはには親も泣かされます。身体的な原因と精神的な原因があります。前者は湿疹やあせものかゆみもあります。また生後2~3ヵ月の赤ちゃんで、夜の6~10時頃、腸にガスがたまり、腹痛を起こして泣くこともあります。そんなときはうつ伏せにしたり、浣腸ででガスを抜くとおさまります。後者は昼と夜を間違える、過保護、抱きぐせ、昼間や寝る前の興奮、いつもと違うところで寝かされたなどが考えられます。
 赤ちゃんの睡眠は2~3時間ごとに浅くなります。そのときに泣くたびに抱いてあやすことを続けると抱きぐせがつきます。昼夜が逆になったときは昼寝の時間を変えたり、夕方の外出で疲れさせることで睡眠のリズムを戻しましょう。お父さんは夜遅く帰宅して、早寝した赤ちゃんを起こしてはいけません。お母さんは夜泣きに神経質にならず、昼間十分に遊ばせて疲れさせ、夜に熟睡できるようにすれば、夜泣きは月齢とともに自然になおっていきます。