生後6ヵ月をすぎると、熱をだしたときに“ひきつけ”(けいれん)を起こす赤ちゃんが、20人に1人くらいの割合でいます。ひきつけを起こしたらあわてずに体を横に向け、吐いたときに肺に吸い込まないようにします。以前はスプーンや割りばしを噛ませたりしましたが、かえってひきつけを長びかせたり、口の中を傷つけたりするので最近はやらなくなりました。
 熱に伴ってみられるけいれんには、まれに脳炎や髄膜炎のこともありますから、最初にけいれんを起こしたときには、医師の診察を受けたほうがよいでしょう。
 このほかけいれんが1日に2回以上あるとか、1回のけいれんが15分以上続いたり、あるいは体の右と左にけいれんの差があったりするような場合、脳波などの検査をする必要がありますから、早めにかかりつけ医師に相談して下さい。