水虫(足白癬)というと、足の指と指の間がかゆくなることをイメージする方がいると思います。水虫の原因は白癬菌というカビ(真菌)です。水虫は、足の指と指の間や足の裏になることが多いです。水虫はかゆくなることもありますが、かゆくないこともあり、放置している人が多いです。足の水虫を放置していると、爪にまでうつることがあります。爪にうつったら、爪水虫(爪白癬)と言い、日本人の10人に1人がなっていると言われています。爪水虫の症状は、爪が白くなったり、厚くなってもろくなったり変形したりすることが多いです。見た目だけでは、爪水虫と診断することは難しく、一見爪水虫のように見えても、爪水虫でないこともあります。爪水虫の確定診断には爪に水虫菌がいることを確認することが必要です。
爪水虫の治療には飲み薬と塗り薬があります。塗り薬より飲み薬の方がよく効きますが、飲み薬には肝障害などの副作用のリスクがあります。 爪水虫にならないようにするためには、足の水虫になった時に塗り薬で治すことが大切です。また足の水虫にならないようにするために、毎日の入浴で足の指と指の間を石鹸で洗って清潔にしましょう。